「ジャストレードの思想的背景について教えてください」
という問い合わせがありました。
その方に対して、回答をするにあたって、自分のブログを振り返ったり、
起業当初の経緯を思い出したりするよいきっかけになりました。
今後、似たようなご質問を受けることもあるかもしれませんので、
回答の一部を残しておきたいと思います。
***
わたしがこの会社をおこした経緯は、2003年にさかのぼります。
直接のきっかけは、ブラジル東北部の貧しい地域で暮らす人たちと
多くの時間を過ごしたこと。
彼らに対して「自分にも何かできることがあるのではないだろうか?」
そんな想いを抱きながら、ストリートチルドレンに関わるボランティアに
取り組んできましたが、現場での活動に毎日汗を流しながら、
同時に自分自身の無力感にさいなまれたのです。
「私ひとりがこうしてブラジルで現地の人と一緒に家を建てても、
10年も経てばその結果は消えているかもしれない」
「日本人の私とストリートで暮らしている子供たち。
誰もがおなじ人間として、たくさんの可能性を持つはずなのに、
現実はどうしてこんなにも違うんだろう」
「いったいどうしたら、もっと本質的にこの問題を解決できるの?
このままじゃ変わらない」
そんな問いかけに捕われながら帰国したとき、
ふと何かが変わってしまっている自分に気づきました。
非常に恥ずかしいことながら、以前の自分は忙しさを言い訳に、
ゴミの分別すらきちんとしないことがある人間でした。マンション
の1F にゴミを出しておけば誰かがきれいにしてくれる。
そこに疑問を抱いたことがなく、また、ホームレスの人をみても、
「自分とは違う人間だ」そんな風に思っていたのです。
そんな自分が、ゴミが分別されないとどうなるのか?
ホームレスの人がなぜそこにいるのか?
ひとつひとつの事柄に疑問を抱くようになりました。
そこから、自分の身の回りにいる人をじっくり眺めるようになって、
ひとつのことに気が付いたのです。
環境、貧困、差別、エイズ。
社会にある多くの問題は、
私にとって普段は「他人事」でしかなかった。
そのことに。
自分自身も、現地へ行って活動し、日本に帰ってきてはじめて、
自分と社会をいかに切り離して考えていたかを痛感したのです。
そしてすべてが「他人事」でなくなったとき初めて自分の行動が
変わったことを感じました。
「いったいどうしたら他人事を自分ゴトにできるようになるだろう?」
それが、問題意識の発端です。
根本的に社会の課題を解決していくためには、渦中にいる途上国の人
たちや、障害をもつ人、病気の人だけではなく、「自分は関係ない」
あるいは、「何かしたいけれど、今はその余裕がない」と思っている
大多数の人たちの意識が変わる必要がきっとある!
そんな想いが生まれました。
それも、押し付けではなく、自分が楽しいから興味がわく、自分も
満たされるから他人にも満ち足りてほしい、そのために協力したい!
「わたしたちの心の豊かさを世界の豊かさにつなげる」
そんな好循環を生み出す仕組みが必要だと考えたのです。
ジャストレードという会社は、そんな仕組みを作るための枠組みです。
この枠の中や外で、自分を含めていろんな人がいろんな形で
それぞれの可能性を最大限に活かして魅力的に、活き活きと生きられ
たらいいな。そんな風に思っています。
そして、こんな想いをもったわたしと、取締役の堀井が出会い、
「心の豊かさ」を追求する一つの手段としてコミュニケーションや
コーチングの分野にコミットすることになりました。
以上が、この会社が生まれた背景、そして想いです。
また、御質問のありましたマザーテレサに関してや、わたしたちの
仕事の価値観につきましては、わたしのブログに書かせていただいて
おりますので、もしさらに詳しくお知りになりたいという場合には、
こちらをどうぞご覧くださいませ。
【マザーテレサ関連】
●起業前、マザーテレサの言葉に出会った瞬間
●愛は、行為にあらわれるもの
●勇気をもらったマザーテレサの言葉
●自分へ向いた意識の矢印
【仕事に対する価値観】
●「ビジネスっぽくない」ということ
●仕事におけるプライオリティ
●もう、大丈夫なんです
●ひとつのサイクルが閉じるとき

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