とにかく雪に覆われた山の上にありますので、一度外に出てしまうと
戻ってくるのが大変です。
4WDの車以外は、麓に置いて歩いて登る必要があります。
気温マイナス15度以下。
雪の吹きすさぶ山道を徒歩20分。。。
当然、みんな歩きたいわけがありません。
あるとき、10人くらい乗れるバンで外出し、麓まで帰ってきました。
誰かがこういいました。
「ねぇ、やっぱりこの車であがるの、無理かな?」
えーーーーーーっ、どう考えても無理だろー?
「ねぇ、試してみる価値はあるんじゃない?」
「そうだなぁ、勢いをつけたらできるかも」
「やってみようよ!」
もはや、「車のままで登れるかも」という希望論を止めることはできず。
ぐおおおおおおおおおおおおおお!!!!
とバンは勢いよく山道に向かって突進。
途中まではいい感じだったのですが、、、
カーブのところで、車輪が空回りをしはじめ、、、
首の向きがじょじょにイヤな方向へ傾き、、、
ついにお尻から森の中に突っ込みました。。。
一瞬、車内が無言。
もはや車を降りてみんなで押すしかありません。
とほほ、ただ歩けばいいだけの話が、車を救出しないといけない羽目に。
ぎゅるるるるるるっ!
ぎゅるるるるっ!!!
と煙をあげて回転する車輪の力と、
みんなで車を押し上げる力。
どうんっ!
前輪が溝から出るとともに、あやうく前を押さえていた一人を
轢きそうになったりして。
とにもかくにも車が外に出ると、運転する人だけが元来た道を
戻り、残りのみんなは歩いて山を登ることになりました。
最初っから、こうしときゃよかったのにね、とほほ。
とはいえ、なんだかんだでみんなで協力して車を救出できた
という意味では不思議な充実感もあり。
なんちゅうか、「生きる実感」的なもの。
それは、予測不可能な場面にだけ潜んでいるのかもしれない。
「こうなる」とわかっているものの中にはないのかもしれない。

↑クリックすると、今日一日セクシーでいられる!(かもしれない)