娯楽がほとんどないもので、
自然と人々の関心は食べ物に行き着きます。
運がいいと週に1度くらい山の麓へ買出しについていくことができる
のですが、ここで買ったものが原因で面倒が起きたりします。
基本的に個人の所有物というものがほとんどない状態なので、
嗜好品の類はものすごく大切にされるのですが・・・
あるとき、ブラジル人のエジオがたーーーーいせつにとっておいた
ココアを誰かがこっそり使ったということで大騒ぎになりました。。。
こんな風に書くと、アホらしいのですがそのときはほんとうに大変。
彼いわく、言ってくれればわけてもいいけど、こっそり盗るなんて
卑怯だ!とのこと。
おっしゃるとおり。とりわけ、彼にとってココアは非常に高価な
商品であることを考えればなおさらです。結局犯人は誰だかわからず、
とてもイヤな思いをしました。
そのとき、モラルの低下がもたらす争いとはこういうことかと納得した。
「自分だけならわかるまい」
そう思った誰かがやったに違いないからです。
小さなコミュニティだけに、たったひとりのモラルが低下しても、
全員が周りを信じられなくなってしまう。
周りを信じられなくなると、分かち合うことができなくなる。
同じだけの資源があっても、
わたしたちには選択肢があるということだ。
ひとつは、周りを疑いながら自分の取り分を守るという選択肢。
もうひとつは、みんなが信じあってそれぞれ分かち合うという選択肢。
これは、もっと大きな世界でも同じことが言えるのではないだろうか。

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