2004年11月21日

感動を生む福祉サービス

名古屋にいる間に素晴らしい人に出会いました。
名古屋盲人情報文化センター所長の近藤氏です。

近藤氏は、富士通でご活躍された後、会社を経営、ビジネスコーチと
しての経歴を持ちながら3年前から同センターの所長に就任されました。
ご自身も左目を患われています。

近藤氏が入ってきてからの同センターは、ガラリと変わったそうです。
それまで受身だった職員が自分で考えるようになり、より密なコミュニ
ケーションをとるようになった。新しいアイディアや施策をどんどん
実行し、マスコミ掲載回数も数知れず。大変な実績です。

近藤氏のお話を伺う中でいくつかとても印象深いエピソードがありました。

センターでは視覚障害者のためのPC講習を実施しているのですが、
あるときボランティアの方がバスを見て「所長、このバス買ってくれま
せんか?」と言い出したというのです。

PC講習といっても、名古屋まで出てこられない人がたくさんいます。
その人たちのために移動で教えられるようにしたい。そういう意図だった
そうなのですが、政府からも企業からも予算がついていないのに800万円
も出してバスを買うというのは相当な出費です。結局「すべて後の面倒
はみるから」というボランティアの声に負けて近藤氏はバスを購入する
ことを決意します。

ITバスという名前で活躍し始めたバスが新聞に載った次の日。役所から
電話がかかってきて、「助成金がつくかもしれない」と。結局800万円
のうち500万以上は予算がおりたということでした。

その話をしてくださった後で近藤氏はこうおっしゃいました。

「最初から予算がおりるようなことをやっても感動は生まれない。
本当に意義のある福祉サービスで予算があったから始めたものなんか
世の中にひとつだってないんだから」

何が近藤さんをそんな風に動かすのですか?
あまりにも行動的で積極的な近藤氏の活動に驚いた私はそう尋ねました。

「楽しいから」

迷うことなくその言葉をくださった近藤氏は間違いなくセクシーです。

[どうか★応援してね★]

投稿者 遙 : 2004年11月21日 16:41 | トラックバック (2)
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