2004年11月20日

なにひとつ違わない

中途視覚障害者の復職を考える会(=タートルの会)が主催する
月例会に参加しました。

直前に決まったのですが、なんと「夢、討論フォーラム」というセクション
でジョイコンサルティング(障害者の人材紹介会社)木村氏と並んで
パネリストをさせていただくことになりました。もちろん視覚障害者
のコーチ育成プロジェクトに関してです。

最初にコーチングを知っているかどうか尋ねたところ、半数以上の方が
聞いたことがあると手をあげてくださって少しほっとしました。

私たちの事業内容、このプロジェクトが生まれた発端(そう、最初は
お客様のひとりが視覚障害者にサッカーを教えていたことがきっかけ
でした)、コーチという職業について、プロジェクトの協力体制や
企業側の反応など一通りお伝えしました。

いろいろな質問や意見が出たのですが、最後にその中でもひときわ
厳しい意見をいただくことになりました。

「国家資格でもないのに」
「資格取得に50万円をかかるなんてとんでもない」
「取得後に就職先は保証されているのか」
「所詮人の話を聞いて気休めになるだけではないか」
「視覚障害者の人生経験ではカバーできれないことが起きるに違いない」

多少「コーチング」に関する誤解から生じている内容も含まれていま
したが、ほとんどは疑問に思って当然の内容だと思いました。しかし、
同時にこれらのポイントをクリアすれば受け入れてもらえる、そんな
確信が芽生えたのです。

・視覚障害者のコーチとしての適性
・資格取得の費用
・資格取得後の就職

大きくはこの三つです。

そして、これらは、面白いほどに視覚障害者に限った問題ではないの
です。健常者でコーチを目指す人も皆同じことに悩みます。「自分は
コーチに向いているのだろうか」「コーチングの研修を受けるお金を
どうやって捻出するか?」「資格を取ったとしても、それで食って
いけるだろうか?」

そう、なにひとつ違わないということに気がついた
というのが一番大きな収穫だった。

コーチという人間が日本で3000人まで増えたのも、ひとりひとりが
それぞれのおかれている環境の中で、問題をひとつずつクリアして
キャリアの可能性を拓いてきたからこそ。視覚障害者の方がコーチに
なる際も同じようにひとつずつクリアしていけばきっと新しい職業の
ひとつとして確立していくことができるはずです。

さらに、名古屋の会では、たくさんの方々にお声がけいただき、
プロジェクトやコーチングそのものに興味を持っていただくことが
できました。

行ってよかった!
心の中に静かな勇気と確信を得ることができました。

視覚障害者のコーチ育成プロジェクトに取り組んでいます!

[どうか★応援してね★]

投稿者 遙 : 2004年11月20日 16:01 | トラックバック (45)
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