2003年11月14日

塞翁が馬

13日、昼にホテルをチェックアウトしてから、空港で飛行機待ち。夜の10時
のフライトなので、相当な時間でしたが、幸いにも電源のアウトレットを発見
し、仕事してました。

そして、昨日荷物を引き取れなかったので、いちおう確認しておこうかとコンチ
ネンタルのサービスセンターに行くと、「ない」と言われ真っ青に。ところがよく
確認してみると、昨日飛行機の遅れでノースウェストに振り替え搭乗になった
ため、そっちで預かっているということが判明。

こ、このままだったら絶対ブラジルまで行き着いてなかったよな、荷物。

と思いながら、ノースウェストで荷物を手に入れ、再度コンチネンタルでチェック
イン。ちなみにこの二つのターミナルは、「空港電車」で移動しなければいけ
ないほど遠かったです。しかも昨日の大活劇のおかげで体が筋肉痛だし。

そして、夕方6時くらいからゲートで待っていたのですが、9時になっても飛行
機が現れず、変だな〜と思っていたら、「遅れてます」!!

結局2時間遅れで真夜中出発になりました・・・。昨日は一秒たりとも待っ
てくれなかったくせに、なんで今日は遅れるのか。

***

14日朝、よう〜やくブラジルに着きました。11日に出発したのに、着いたのは
14日。丸3日です。

午後にすでにアポイントが入っていたため、空港から直接打ち合わせに出向
することにしました。これがまたサンパウロからバスで一時間半ほど離れた
Campinasという場所で、バスターミナルからは迎えの車です。迎えに来てくれた
ウォールトンという男性と久しぶりにポルトガル語を話して、「あれっ?まだ
ちゃんとしゃべれるじゃん」と少しうれしくなりました。

今日たずねたのはGrupo Primavera(GP)という女の子のための職業訓練
と学校外教育を行う組織。前回も訪ねた場所だったので、楽しみでした。

入り口を入ると、「Bem Vindo Sr. Haruka」とでてます。GPのトップである
Janeのオフィスに入ると、懐かしい顔が!思わず抱きついてしまいました。
Janeは中国人の女性で、旦那様についてブラジルに来たのですが、ふとした
きっかけからGPの母体を作ることに。それから持ち前のチャレンジ精神と
ビジネスセンスでGPを200人の生徒を抱えるまでに成長させてきました。

実は、JusTrade、たぶんJaneに出会っていなかったら始めることにならなかった
と思うんです。それくらい、私にとってはすごく大きな影響を与えてくれた女性。

あったかくて、ユーモアに溢れていて、私のことをまるで娘のように接してくれて。
私の想いにもすごく理解して、共感してくれて。なんというか、商談というよりは、
商売や組織運営の先輩からたくさんアドバイスをもらった感じでした。

商品に関しては、ざっとだけ確認して、また再度訪ねることにしましたが、
いくつか「これはいけそう」というのがあります。GPの商品は質がよく、生産能力
も高いため、直感的に問題はたぶん値段になってくると思います。

あまり遅くなると危ないので、今日はそこそこで引き上げることにしたのですが、
Janeがバスステーションまでわざわざ送ってくれました。切符を買って、荷物を
入れて、バスに乗り込むところまで見送ってくれて。なんだか本当にお母さん
みたい(笑)。

***

渋滞のせいでサンパウロに着いたのは夜10時。ここ3日くらい夜だか昼だか
わからない生活をしているのでなんだかぼーっとしています。手荷物を忘れ
ないようにしっかり持って、バスから降りました。

久しぶりにPao de Quejoというブラジルのスナックを食べたくなって、オーダー
したその瞬間!!!

「あっ、スーツケースを忘れた!」

そうです、大きなスーツケースをバスの下に収納してもらっていたことをすっかり
忘れていました・・・。

急いで戻りましたが、すでにバスは跡形もなく。荷物を降ろしたのかどうかすら
わかりません。

あぁ、カナシヤ。

とりあえず悲しんでいてもしょうがないので、バス会社のカウンターに出向くと、
「たぶん折り返しでCampinasに行ってるんじゃない」とのこと。明日の朝
電話確認をして、取りに行くことにしました。でも、すでに降ろされて誰かに
盗られちゃってるかもしれないけど(涙)。

幸いにも、昔飛行機でスーツケースを失くしてからというもの、大事なものは
絶対に手元から離さないようにしています。なので、ほんとうに見つからなく
てもせいぜいが服や靴、下着、常備薬といった程度。他に何を入れていた
のか思い出せないし。

日本を離れてたった3日ですが、あまりの波乱万丈さ加減に自分でも驚き
ます。まったくのノンフィクションなのですが・・・ある意味見守っているほうに
とってみると、ハラハラドキドキだなー、とどっかから冷静に眺めている自分。

禍福はあざなえる縄のごとし。
塞翁が馬。

そんなことわざが頭をよぎるサンパウロの夜更け。

投稿者 遙 : 2003年11月14日 11:21 | トラックバック (114)
コメント

現在進行形のノンフィクションストーリー,ご想像どおりハラハラドキドキしながら読ませていただいてます(笑←ご本人はそれどころではないのでしょうが,ここまで書けるということは,まだ心のゆとりを感じさせられますね)

ibushigin@新宿LUMINEの真新しいCAFE

Posted by: ibushigin : 2003年11月15日 15:36

いや、ほんと毎日日記読むのがこんなに楽しみなんて!
それにしても、Janeの話、すごく伝わってきます。
うれしいですよね、海外で特に自分で切り開かなきゃってときの
こういう大事な人との出会いや再会って。
それに、海外のソーシャルアントレプレナーって、ほんとうに
顔が明るいですよね。タフなことはたくさんあるけど、自分の選んだ、自分にとって大切な人や問題のためにやっている。やりたいことやってるひとって、いいひとなんですよね。

Posted by: のいのい : 2003年11月16日 18:20
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