フリーランスライターの友人K嬢とランチでした。彼女とは最近仲良くなった
のですが、本当に楽しい。別に彼女ひとりが面白いことを言うというわけ
ではなく、ふたりのシナジーで笑い転げるような話になる、という感じです。
全体的にくだらない話が多いのですが、それがまたいい。
例えば(若干の脚色あり)、
K嬢 「やっぱり起業するならパトロン見つけなきゃじゃない?」
私 「え、そうかな?」
K嬢 「そうだよ〜。でも、ジジ殺しっぽいからすぐ見つかると思うけど」
私 「(そりゃあむしろK嬢なんじゃぁ。。。)う〜ん、難しいなぁ。
あっ、キャバクラはどう?金離れのいいおじさんがたくさんいそう!」
K嬢 「それなら銀座のクラブとかのほうがいいと思うよ。キャバクラは中途
半端なサラリーマンでしょ」
私 「ははは!(ぼそっ)聞こえてるよ、隣の中途半端そうなリーマンに!(/ぼそっ)
『起業資金貯めるために夜のお仕事してます!』とかって言ったら
くれる人、出てくるかなー!」
K嬢 「きゃはは!成功したら、すごい面白いネタになるよね、取材したい」
私 「てゆうか、私一度キャバクラ行ってみたかったんだよねー。なんか
楽しそう。でも、十人並みの容姿の上もう26歳だしな〜、無理?
やっぱぴちぴちじゃないとダメ?でっ、でもまだお肌、水滴弾くよ!」
以下、延々と続く。。。
私は彼女がたくさん笑ってくれることがまたうれしくて、アホなことばかり言って
しまうのです。この勢いだと彼女を喜ばせるために、『体験入店』してしまい
そうな勢いです。誰かに止めて欲しいのですが、どっちかというと「是非やって、
報告して!」というご意見のほうが多そうな気が。。。
***
夕方からは、JETROのフェアトレードビジネスセミナーに出席。会場には
企業関係者、フェアトレード関係者などあわせて70名以上の方が参加
しており、活気にあふれた会になりました。講師はJETROフェアトレード
研究会、ピースウィンズ、イオンの子会社チェルト、そしてネパリ・バザーロ
からの代表で、それぞれにとても興味深いお話を伺うことができました。
懇親会では、たくさんの方とお話させていただけるチャンスがありました。
実は、つい最近まで、自分のビジネスモデルを競合になりうる人にほいほい
喋っていいんだろうか??という疑問があり、今ひとつ歯切れの悪い話し方
しかできなかったのですが、この件に関してアドバイスをいただいたり、自分
の中でよ〜く考えてみたら整理がついたような気がします。
まずそのアドバイスから。
「参入しようとしている市場自体が創造段階にあるのだから、競合とはいえ
一緒に市場を開拓し、消費者を啓蒙してくれる仲間でもあるはず」
確かに、今回のケースはそういう側面があります。そもそも「フェアトレード」
や「CSR」という言葉自体の普及率がまだまだなのですから。すでに意識して
いる人の消費に対するシェアを取り合うよりは、新たに意識を深めてもらって
買ってもらったほうが、社会的な意義・インパクトも強いはずです。そういう
意味で、私がひとりで「こんなのが今後大事になる!」とふれて回っても
たかが知れていて、もっと組織的な動きと連動させていくのが望ましい形
であるのではないかと。そのために仲間作りは必須です。それも腹を割って
話せる仲間が。
そしてもうひとつ。
「誰でもできることなら、わざわざ須子さんがやる必要はないのではないで
しょうか?」
いや、まさにおっしゃるとおり。「私じゃなきゃできない」ことだから起業する
わけです。そうでないなら、別に誰かがやり始めているのに便乗したほうが
よっぽど効率的だし、私という人的資源の無駄遣いにならないですみます。
それでもあえて起業という道を選ぶのであれば、他の誰にもできない、
私だからできること、を軸に展開しなければ意味がないし、魅力もないんだ
と思うに至りました。
ただし、これは競合を無視しろということではありません。競合相手になり
うる企業のことはとことん研究しつくし、知った上で、JusTradeだけの強み
を追求していくことで優位性を生み出していく必要がある、ということなの
です。そして、また場合によっては魅力的なアライアンスの可能性を探り、
組織的なムーブメントを盛り上げる活動を自ら積極的に行うことを意味
します。
あまりにも有名な言葉ですが、以下繰り返し読めば読むほど味のでる
孫子の言葉を思い出しました。
「彼を知り己を知れば百戦危うからず。
彼を知らずして己を知れば一勝一敗す。
彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず危うし」