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世界一周旅行の準備編 <フジモリタカシ旅のウラワザVol 8>

世界一周航空券を決める上で重要なポイントB 「特別な事情がある」

妻に内緒で行くとか、取引先の部長さんと二人きりで、といった事情ではなく、ちょっと普通の旅行ではないんだけど、といった特別なリクエストがあるか。 基本的に世界一周航空券は、世界を一周する旅行のために発売されているものですが、ちょっと横道にそれた使い方も可能です。 ただしそういった「不純」な使い方は、前もってルールで制限されている場合が多いのですが、 抜け穴は色々あります。それぞれの特別な事情をかなえてくれる航空券はどれでしょうか。

@同じ都市に何度も滞在したい

留学などで利用するため、滞在先である都市に何度も滞在したいといった事情がある場合、 通常周遊型の航空券では、同じ都市での滞在数が大抵制限されています。

世界一周航空券の場合も同じく基本的には制限されているのですが、利用するアライアンスによっては、ある条件の中であれば可能です。 まず、大陸制のワンワールドは、同一都市の複数回の滞在について制限はありません。 各大陸の制限滞在都市数以内であれば何回でも可能ですが、各大陸ともに滞在可能な都市数は5回(北米は7回、出発大陸であるアジアは2回)であるため、 実際には、同一都市への滞在可能な回数は2回〜4回となります。

マイル制を採用するアライアンスのうち、ウィングスだけは、同じ都市の滞在を2回まで認めています。 スターアライアンスとスカイチームについては、同一都市の複数回の滞在は認めていません(各都市1回まで)。

A旅程を決めずに出発したい

仕事もやめたし、お金も貯まったし、とりあえず何の旅程も決めずに半年間ほど世界一周の旅に出たい、もちろん帰国する日だって決めたくないという方、この場合については、世界一周航空券の場合、やはりある程度の制限、ペナルティーが伴いますが、十分に可能です。

まず、日程のみの変更について。 旅行するルートは決まっているけど、実際それぞれの国や都市にどのくらい滞在するかわからないし、 どんなトラブルがあるかわからないし、帰る日だって延ばすかもしれない。 そのように行程を変更せずに、日付だけを変更する場合、すべてのアライアンスの世界一周航空券で基本的に変更料無料にて、 滞在先の航空会社のオフィスで変更可能です。ただし、航空券の発券後は、出発前でも第一区間のみ変更不可となっています。

次に、ルートの変更について。 出発してから、ルート(行程)を変更したい場合、こちらの場合は、どのアライアンスの場合も変更料がかかりますが、 それぞれのルール内で基本的に可能です。 出発後の旅程の変更については、いづれ「世界一周旅行中のテクニック」の回にて詳しく説明したいと思いますが、 旅行中の旅程の変更は、変更したい日に便や空席があるか、変更したいルートにフライトがあるかなど、 結構骨の折れる作業ですので、出来れば出発前にある程度旅程を確定させておく方がスムーズに旅行できます。

B5日間で世界一周をしたい

別に仕事を辞めちゃうわけじゃないし、まとまった休みだって取れそうにない。 だけどどうしても世界一周がしたい。ずっと飛行機に乗っているだけでもいい。 3連休に2日だけ有給をくっつけて、5日間で世界一周がしたい!という方、(本当にこういう人います) 各世界一周航空券には、それぞれ旅行期間の制限の上限と下限があります。

上限については、基本的にほとんどが発券から最大1年間となっていますが、 下限の方は、各アライアンスによって異なってきます。ワンワールド、スターアライアンス、スカイチームのそれぞれが、 10日間以上という最低旅行日数を定めているのに対し、ウィングスのラウンドザワールドだけは、 最低旅行日数の制限がありませんので、極端な話、3日間で世界一周も可能です。

C日本も旅行したい

世界一周旅行だけど、旅行の最初か最後に日本もちょっぴり旅行したい、 帰国するときに大阪に住む彼女の家を訪ねてただいまを言いたい、などなど、 日本の国内線も行程に含めたい、もしくは滞在もしたいという場合は、どのアライアンスを選択すればいいのでしょうか。 まず国内線を利用したいという場合は、全日空を利用できるスターアライアンスのみ可能となります。

他のアライアンスは、日本の国内線を運行する航空会社を持たないためそもそも不可です。 スターアライアンスは、出発時、帰国時それぞれで1区間の国内線の利用と1都市での滞在が認められているため、 東京から出発して大阪に寄り海外へ、もしくは地方の都市から東京や大阪に寄って行くといった使い方が出来るので、 地方在住者にはかなりの味方になります。

D旅行を複数回に分けたい

一枚の世界一周航空券で、一度日本に帰り複数回の旅行をしたいという場合は、 ワンワールドのみが出発国を経由するルートを認めているため可能です。 ただし、ワンワールドは大陸制を採用しているため、日本出発の場合は、出発大陸であるアジアを旅行してから一旦帰国し、 その後世界一周(アメリカ、ヨーロッパ大陸)へ出かけるパターンと、世界一周をしてから一旦帰国し、その後アジア大陸を旅行するという パターンのみに限られます。

また出発大陸の滞在可能都市数が2都市までと制限されているため、 一旦日本に帰国して滞在(旅行を中断)する場合は、アジア内の滞在可能都市が1都市となります。

さてさて、こんな特殊な使い方もできるんですね!便利〜★

※航空券のルール、および価格等は、かなりの頻度で変更される可能性があります。 当連載の記載内容に変更が生じた場合、可能な限り見直しを行いたいと考えていますが、 各航空券の最新の価格、ルールについては、必ず各航空会社までお問い合わせくださるようお願いいたします。

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