(※この連続話の最初はこちらです)
ない、ない、ない!!
すぐに、はっと気がついた。
地下鉄の網棚の上だ!
それ以外には考えられない。
網棚に置くときに、「このまま忘れちゃったりしてね」という考えが
一瞬頭をよぎったが、まさか本当に忘れるとは。
すぐに東京メトロの番号を調べ、電話に手を伸ばす。
プルルルッ、プルルルッ・・・
「はい、東京メトロ●●駅です」
でた!
「すみません、先ほど電車から降りたのですが、網棚の上にかばんを
置いてきてしまいました。とても大切なものなので、すぐに調べて
いただきたいのですが」
祈るような気持ちで受話器を握りしめる。
「あー、そうですか。ちょっと待ってくださいね。すぐに先の駅に
連絡を入れて乗務員に調べさせます。何時ごろまでご連絡して
大丈夫でしょうか」
「何時でもいいです!
何時になっても連絡を、ください」
とりあえず、探してもらえる。
なぜか、必ず出てくるという確信があった。
根拠のない確信。
次はなんだ。
次にわたしがしなければいけないことは?
再び携帯に手が伸びる。
プルルルッ、プルルルッ・・・
「あ、香織?
PC、失くした。電車の中」
「えーーーーっ?」
「とりあえず、銀行口座のネットのパスワード変えてもらえるかな?
二重のプロテクションだから大丈夫だとは思うけど、念のため」
「う、うん。わかった」
香織の声を聞いて、ちょっとほっとした。
「パソコンが命の次に大切」っていうこの気持ちを分かち合えるのは
香織をおいて他にいない。

不安があふれ出す。
「うわー、痛い〜。誰かが盗っていったとしたら、どうするだろう?
わたしだったらどうするかな?そのまま売るか、情報を盗るかだよね。
そのまま素直に売られたほうがましだけど・・・」
他に、今わたしにできることはあるだろうか?
できることにだけ集中しよう。
「他になにか、パスワード類で変えておいたほうがいいものとか・・・」
電話を切った途端、静けさが部屋に訪れた。
いつもと同じ部屋のはずなのに、冷たい空気で満たされているみたいだ。
プルルルッ、プルルルッ・・・
駅からだ!
「はい!」
「東京メトロですが、落し物に関して。。。」
う。
すでにちょっと言いづらそうな雰囲気が漂っている。
「・・・前後の駅と、終点の駅に確認をとったのですが、
残念ながら見当たらなかったそうです。」
がっくし。。。
うわーん、見つからなかった!
乗った電車はかなり限定されているし、車両もある程度伝えたから、
やっぱり誰かが持っていったんだ。
日本は、いつからそんな国になったんだ!ヽ(´Д`;)ノ

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う〜ん、やっぱり網棚危険ですよね〜。
うちの会社もPCを持ち歩くこと多いので「網棚禁止令」が出されています。つっても1時間以上もPC肩にかけておくほど元気じゃないので網棚ですが...
カバンを複数個にすると忘れることが増えるので、一つのカバンに全て、ってのがいいようです。
Posted by: a_aji : 2007年02月19日 10:37a_ajiさん、
「網棚禁止令」って、いいですね。
わたしも、「ひとり網棚禁止令」を制定する
つもりです。たぶん、一生PCを網棚に乗せる
ことはないと思います(笑)