非公開の岩崎別荘、今はなき住友別荘とならび、「熱海の三大別荘」
のひとつとして数えられる「起雲閣」を訪ねました。
1919(大正8)年に別荘として築かれた名邸。その後1947年に旅館として
生まれ変わり、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治など、
日本を代表する文豪たちにも愛されてきました。6年前に熱海市が
買い取り、観光施設として公開されています。
いやー、めっちゃ好み!!!
千坪の日本庭園の周りを、ぐるりと建物がめぐっています。
和館はもちろんのこと、洋館のつくりがすばらしい。アールデコの
ステンドグラスを張ったサンルーム、寺の山門からとってきた柱の趣、
螺鈿の施された欄間や味わいのあるちょうな削りの木枠。
ひとつ、ひとつ、あらゆるディテールに魂のこもった美しさがある。
この世にふたつとないものにだけ宿る輝き。
庭園を望む和室には、文人たちの足跡が残る。太宰はここで「人間失格」
を書いたそうですが、そのお部屋でなぜか昼寝(またか!)。
庭から差し込む昼下がりの陽光と、しっとり落ち着いた部屋の空気に
身をゆだねていたら・・・自然現象でした!
ただ古いからいいわけではなくて、ただそこに込められた数々の人の
思いを感じ取ることができるから。
起雲閣のような美しい住まいは、心を美しくする。
・・・ちなみに、熱海市が購入したときは、お値段12億円だったそう
です。こんな、世界にたったひとつしかない素敵な住まいが、
12億円で買えちゃうんだ〜!と思いました。イマスグ12億円出せと
言われても困りますが、20人くらいで共同購入とかだったら普通に
家を購入する感覚と近いのでは?と妙に現実的なことなんかも
イメージしてしまいました(笑)。
それっくらい素敵だったんです!
なのに、カメラ忘れた・・・。スマソ!

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熱海にいらっしゃるのですね。ちなみに僕の生まれは伊東です。来月里帰りの時に起雲閣に寄ってみます。
Posted by: kotaroad : 2006年07月19日 14:49