「素敵な絵本作家の友人が東京で講演会をします」
そんなメールをいただいたのが1月10日でした。
ご夫婦で田舎生活をしながら、自分たちが大切におもっていることを
伝える絵本を作った吉永さおりさんとなおさん。51社の出版社から
断られて、それでも伝えたいという気持ちから自分たちで出版社を
立ち上げてインターネットで本を販売。6500冊を売って、大手出版社
からも出版されることになりました。
お誘いを受けたときは、先約があって講演会には参加できなかったの
ですが、まさかこのおふたりとこんなご縁をいただくことになるとは
夢にも思っていませんでした。
***
そのきっかけを作ったのが、バレンタインのときに友達に送った
こんなメール。
バレンタインの前、わたしはなぜかハッピーな気持ちになります。
いったいどうしてなんだろう?
そのことを考えているうちに、先日ある知人から尋ねられた質問を
ふと思い出しました。
「人を大切にするって、どういうことだとおもう?」と。
そんなシンプルな質問。
・・・たったそれだけなのに、とてもとても難しい質問です。
いろいろと、かんがえました。
自分が大切に想っているひとたちのこと。
自分を大切に想ってくれているひとたちのこと。
それで、やっとこたどり着いたのがふたつの考え。
ひとつは、「その人の大切にしているものを大切にする」ということ。
これは、よく使われる言葉に置き換えると、価値観を尊重する、
ということなのかもしれません。少し当たり前すぎるでしょうか?
その人が大事に想う人を大切に。
その人のお気に入りのモノたちに興味をもって。
その人が大切にしている感情や思いには優しく触れる。
そして、もうひとつは、「その人の側にいないときにも、想像力を
ふくらませて、その人のことを考える」ということ。
今頃どうしているかな?
そういえば、この本きっと興味を持ってくれるんじゃないかな?
次はあのメンバーで、こんなことを一緒に企てたいな。
そんなふうに。
「人を大切にすること」
シンプルだけどほんとうにむずかしい。
まだまだ全然できていない自分がとても悲しい。
その分、ちょっとだけできた自分の一日はすこしだけ誇らしい。
あ・・・だから、きっと、バレンタインは幸せな一日なのかもしれない。
***
そして、このメールを受け取った前職の後輩から、昨日小さな包みが
届いたのです。
パッケージを開けてみると・・・
自分の目を疑いました。

そう、さおりさんとなおさんの書いた「あなたは大切なたからもの」
という本そのものだったのです。
丁寧な手紙の中に、
「須子さんのメールを読んで、すぐ一冊の絵本が頭に浮かびました」
そう書いてあります。しかも、「私の友人が夫婦で作った絵本」だと。
こんなことって、ほんとうにあるのでしょうか?
最初にご紹介してくださった方も、よく私のことを思い出してわざわざ
メールを書いてくださったなぁと思うくらい人脈広く深く活動されて
いる素敵な方。また、誰かに本を贈る、というのはよっぽどのことが
なければしないと思うのですが、そんな中わざわざ一冊の本を贈って
くれた後輩。おふたりがわたしのことを大切にしてくれているという
気持ちが心に染み入る感じがしました。「人を大切にすること」が
どういうことか、教えていただきました。
そして、わたしは、この奇跡のような偶然から、
今、ふたつのことを感じています。
ひとつは、「人を大切にすることを真剣に考えている人」が身の回り
にこんなにたくさんいるなんて、なんて幸せなんだろう!ということです。
そして、もうひとつは、吉永さおりさんとなおさんの愛のチカラは、
時を越え、場所を越えて、人と人の愛のつながりだけをたどって
私のところまでやってきたんだ!すごいパワーだ!ということ。
さおりさん、なおさん、いつか出会える日を心から楽しみにしています。
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