自然に国境を越えられる人がいる。
いや、正確に書くならば、その心が軽々と国境を越えるのだ。
チャイナ☆サロンのイベントで「肉まんを作る会」を開いたのですが、
そのときにふとそんな言葉が降りてきました。
その場にいたのは、日本人よりも日本語ができそうな中国人の友人と、
中国人よりも中国語ができそうな日本人の友人と。生まれ育った国と
異なる場所で長い時間を過ごしたことのある人が持つ独特の空気が場
を包む。
生まれ落ちたその国が、
自分の生き方にあっているかどうかなんて誰がわかるだろう?
父や母を選んで生まれてくることができないように、
生れ落ちるその国や文化圏を自分で選ぶことはできないのだから。
長期滞在をすると、その国の文化や考え方や人とのつながりが確実に
自分の心の一角を占めるようになる。その街に戻ってくると、食べに
行きたいレストランがあって、会いに行きたい人がいて、ゆったり
ひとりで時間を過ごす気分になれる場所がある。
これを私はコッソリ「心のふるさと化」と呼んでいる。
自分にとっては、大学時代を過ごしたワシントンDC、そして比較的
短かったけれど私の心に鮮やかに食い込んだブラジルのリオ。
いいところも、悪いところも、たくさん知っているけれど、それでも
愛さずにはいられないその街のすべて。
そして、私はふと気づく。
この東京も、
誰かにとってはきっと「心のふるさと」なのだということに。
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