見てしまいました、アテネ柔道。
男子66Kg以下の内柴選手がピカイチでしたね。危なげなく、自分の柔道
を出し尽くしてオール一本勝ち。元60Kg級だったという160cmしかない
小柄な体で、多彩な技を繰り広げます。
見ていると、やはり自分がやっていた頃のことを思い出しました。柔道
をはじめ、格闘技の試合というのは、他の競技とだいぶ感覚が違います。
どんなにポイントを奪われていても、最後の一瞬で一本勝ちする可能性
が残されている。開始一秒であっと勝負が決まることがある。つまり、
最初から最後までどの一瞬をとっても勝利を確定する運命の時になり
うる可能性があるのです。
それだけに、どの一瞬もまったく気が抜けない。気が抜けた瞬間を捉え
られて、相手に投げ飛ばされているということはオリンピックでさえ
あることです。
そして、畳の上ではひとりだということ。団体戦であっても、一回ごと
の対戦はもちろん1対1。「始め!」の声がかかるそのときから、世界に
自分と相手しかいない状態になります。もちろん外から先生やチーム
メイトの声はかかるのですが、どこか遠くのほうでわんわんと響いて
いる感じ。「頭さがってるよ〜っ!」「前へ出るな〜!(柔道では自分
のほうへ引くのがきほんです)」「そこ、勝負!」
柔道の先生からは、たくさんのことを学びましたが、その中でも
「どんなに練習しても相手が自分より強けりゃ負けるんだ」という
言葉が今でも頭に残っています。
それは、身もフタもない言葉のようにも聞こえます。
しかし、その本質は、「だからとことんやって結果がどうあっても後悔
しないところまで練習するんだ」ということだろうと思うのです。
[本日の日記に★ざぶとん一枚★]
投稿者 遙 : 2004年08月15日 08:27 | トラックバック (3)