2004年07月14日

未来を創る企業家たち

今週のAERAで、「未来を創る企業家たち」というタイトルの特集が
ありました。副題は「収益至上主義でない企業社会のなかで」という
もので、以前メールマガジン用にインタビューをさせていただいた
スペースポートの上田氏がババ〜ン!とでておりました。そのほかSRI
の秋山をねさんや、地域活性化の取り組みをしている若者など、まさに
「社会起業家」というタイプのひとたちです。

記事の中で、未来の企業家、すなわち次の時代を切り開く新たな企業
家の条件として、

1)時代が直面する難題への挑戦
2)従来の企業が抱えている弱点の克服
3)社会とのコミュニケーション能力

があげられていました。

また、気になった部分を一部抜粋すると:
「20世紀に大産業になった自動車、鉄道、電力、通信などは、地域や
国に固まっていた人類が、地球上に広がっていく時代状況の中で発展
した。結果、会ったことも見たこともない人たちが生活を支え合う、
という仕組みが地球上に広がった。身の回りに貧困が見あたらなく
ても、遠い彼方で貧困が深刻化している。資源の枯渇や汚染も同じだ。
勤勉な工場労働者を作るための教育では、地球規模の問題を捉える
能力は育ちにくい。環境、教育、国際協力といった分野は成長産業で
ある。同時に通信、バイオ、新エネルギーなど技術革新は課題克服の
「道具」として発展してゆくだろう」

と、かなり自分の考えと近いところに落ちていて、なんだかとっても
勇気づけられました。

それにしても!!

「環境、教育、国際協力といった分野は成長産業である」ですと!?

環境、教育はともかく、国際協力が成長産業とはいったいどういう
意図でこの記者さんが書かれたのかが気になります。その後の文脈を
みると、例えばソーラーパネルを途上国にインストールしてまわる、
とかそういう類の産業のことをイメージされているのかもしれません。

そして、もうひとつこの記事を読んでいて気がついたこと。それは、
「社会起業家」という言葉ではなく「未来の企業家」という言葉が
使われていたというところです(ちなみにAERAは以前に「社会起業家」
という言葉で特集を組んだこともありました)。

この記事の最後は、「自分で起業はしなくとも、思いに共感して応援
することはできる。まわりを見回せば働き方の選択肢は確実に広がっ
ている」と結ばれています。

この記事であえて「起業家」をテーマにしなかったのにはとても深い
意味が込められているのではないでしょうか。「起業」とすると実際
には一部の人だけがするものです。しかし「企業家」は世の中にたく
さんいますし、おそらくAERAを読んでいる多くの人と重なるでしょう。

もはや、こうした収益至上主義でない、未来の社会を作っていくよう
なビジネスは、一部の人のためだけにあるのではなく、これから働く
多くの人のために存在する。そして、誰もがそのミッションの一翼を
担うことができる。

そんな働き方があるってことにも気づいてほしい。

そんな思いが伝わってきました。

[本日の日記に★ざぶとん一枚★]

投稿者 遙 : 2004年07月14日 23:43 | トラックバック (0)
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