経団連1%クラブ世話人の伊藤氏とお話させていただきました。以前
別のセミナーにてお名刺だけ交換していたのですが、改めてお話をう
かがえて非常によかったです。
企業の社会貢献の今、NPOとの提携事例、経営トップの意識、そして
ジャストレードの事業についてのアドバイスなどをいただきました。
思っていたより、とても気さくな方だったのでうれしかったです。
それから、議員インターンシップを普及させるNPOドットジェーピー
をつくり、現在はヒューマンデザインオーソリティという会社を経営
している佐藤大吾氏をたずねました。
佐藤氏は、学生・若手社会人向けのプロジェクトマネジメント研修事
業を行っています。プロマネ=「ダンドリ力」=仕事をする上での読
み書きそろばん、という表現をされていたのが非常に印象に残ります。
たしかにいわゆる仕事のできる人、できない人というのを区別する基
本的なスキルは存在しますよね。それを学生のうちや社会人一年生の
うちに効果的に学べるというのはとても意義があると思います。
しかも実際新人研修で導入したりすると、中間管理職などにもやって
くれという依頼が多いそうです。
佐藤氏と話していてもでたのですが、「リスクヘッジ」という言葉。
最近のキーワードになりつつあります。彼いわく、リスクヘッジをす
るためには、MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive/
モレなくダブりなく)思考が必要だと。というか、そのものであると
いう表現でした。
すなわち、モレなくダブりなく可能性を検討し、シミュレーションす
ることによってすべてのリスクに対応することになると。MITのMBAな
どでは、ひたすらケースを与えられてMECEの考え方を応用するドリル
に時間を使うそうです。
なぜこのリスクヘッジ、予測、シミュレーションというのが今私にとっ
てキーワードなのか。それは、自分がそういう考え方ができてないって
ことを誰よりもよく知っているから。今まではそれでよかった。フォ
ローしてくれる上司がいたり、失敗したときにはさっさと方向転換し
て間に合わせてきた。そのスピードには自信もある。
でもリスクをきちんと洗い出し、分析して、対応策を用意しておくこ
とができなければきっと経営者としては失格だということなのだろう。
そんなメッセージを最近になってやたら多くの人や本から浴びています。
いや、もしかしたら今まではそれを耳にしても、聞き流していただけ
なのかもしれません。「いいや、私はこれでうまくいってたから」って。
実はこういうところが起業しようと思ってから自分が変わったと思う
点。つまり、今までは自分の能力や考え方に真っ直ぐ向き合うことが
できなかった。どこかで目をそらしていた。知ってしまうのが怖かった。
でも今は、自分の能力や性格や体力や、そのほか自分に関する一切の
ことをどれだけ客観的に冷静に知ることができるか、それがものすごく
重要だって思うのです。なぜなら、それを知るからこそ初めて事業を
進めていく上で何がほんとうに自分に必要なのかがわかるから。どこ
までも自分の責任で生きることができると思うから。
それ、ほんとうはいろんな経営者の人に言われてきたことなんです。
自分や自分の事業を客観的に見ることの重要性。最初はいまいちどう
いうことかよくわからなかった。でも今はとてもうれしいことに、その
言葉はもうキューからリリースされて自分のものになった気がしています。