ある友人にメールを書いた。彼はとてもユニークな感性の持ち主で、
一緒に話していると楽しくてしょうがないタイプの人。書き終わって、
なんだかとても大事なことだったような気がしたのでここに転記した
いと思います。
進路や物事へのアプローチを考えるときに「思い込みの既成事実が邪
魔をする」ということがあります。自分ひとりになると、いかに自分
がそういう固い考えを持っているかっていうことを思い知らされます。
私の場合は、「ほんとうに何をやったっていいんだ!」っていうこと
を理解するのに時間がかかりました。例えるならば、今までは、紙と
鉛筆を渡されてあるテーマについて絵を描くように指示され、いかに
素晴らしい絵をかくか、ということを考えていた。それがこれからは、
どんな大きさの、どんな素材に、どんな道具で、どれくらい時間をか
けて、何を描くのか、あるいは彫るのか、組み上げるのか、何の制限
もない。無限の可能性の真っ只中。道具を先に決めるべきか、素材を
先に決めるべきか、内容を先に決めるべきか、迷いました。
で、結局「その作品で何を伝えたいのか」というのが一番先だなって
いうことに気がついたのです。当たり前のようだけれど、普通に生きて
いると、「道具(今の自分の能力)」だったり、「素材(その他資源)」
だったり、「作品のカテゴリ(業界)」だったり、「具体的なモチーフ
(事業内容)」だったりにとらわれてしまう。でも、ほんとうは、でき
あがった作品が達成すべき目的、伝えるべきこと、それをとにかく掘り
下げれば、道具や素材は後からついてくるって思います。
自分自身という作品に関してもたぶん同じ。自分の人生の目的や人生
を通して表現したいことをじっくり考えることが大事なのかなと思い
ます。そうすることではじめてほんとうに自分に必要な素材や道具、
そして一生追い続けていけるようなモチーフに出会えるのではないか
と思うのです。
自由に、そして自分の責任で。
とても大事な考え方だと思います。