Atibaiaというサンパウロ近郊の街まで足を伸ばしてきました。朝から
訪れたのはIPEという環境NPO。ブラジル全土に4つの支部を持つ100人
規模の相当大きな団体で、主にリサーチや個別の環境保護プロジェクト
を運営しています。
しかしIPEにたどり着いてみてビックリ!!何が驚いたって、ものすごく
キレイな場所にあるんです。花と森と湖に囲まれて、建物もゴージャス
な別荘のよう。オフィスはすべてガラス張りで、外の自然を眺めながら
仕事ができる環境。こんないい場所で働けるなんて、心底うらやましい!
と思いました。話を聞いてみると、イギリスの著名な財団から寄付を
受けて6年前に建物を作ったそう。現在では、ブラジル全土のみならず、
南米諸国、ヨーロッパ、北米などから生物学、環境学を学びに生徒が集
まる場所にもなっています。

リーバイスブラジルのデザイナーがフリーでデザインしたTシャツ ↑
さて、肝心の商品ですが、Tシャツやバッグが主で、アップリケ(って
なんか懐かしい響きですが)の部分を地域の女性たちに作ってもらって
います。なぜ環境団体であるIPEがそんなことをしているかというと、
この地域では自然の森を燃やしたり切ったりして、代わりに育ちが早く
て売れるユーカリプトス(日本名不明)を植林しています。この木は
多量の水と土からの栄養分を必要とするので、年々水量が減少し、また
土が痩せてきてしまっている。そんな地域の住民に植林以外の現金収入
の手段として手工芸の仕事を与えることで少しでも自然林を守ろうと
いうのが理由です。月に一度の地域ミーティングでは同時に環境教育も
行い、実際にこの活動を通して植林事業から脱出した家族もいるそう
です。Atibaiaはサンパウロ都市圏に水を提供する5つの水源のうちの
ひとつ。将来の水不足は相当深刻です。
IPEの後は、同じAtibaiaにあるProjeto Curumimへ。この団体は子供へ
の多面的な教育プログラムを核として、活動維持のために様々な面白い
試みを行っています。メインなのがリサイクルペーパーとそれを使った
商品の制作。これがびっくりするほどセンスがいいんです。必ずどこか
にひとひねりがあるんですよね。ペーパーバッグにつけるクリスマスの
飾りなんかもものすごくかわいくて絶対欲しい!って思いました。日本
まで持っていくとなると値段の面で厳しいとは思いますが、カードや
リースのみであればなんとかなるかもしれません。
