F社時代、初めて私の部下(あの会社ではいわゆる上司-部下という関係
とはまた違うのですが)として配属されたF君とランチ。学生時代は外語大で
アラビア語を専攻するラガーマン。とても人当たりがよく、気配りがきく人です。
当時私がどうしても「彼がいい!」とわがままを言って入れてもらい、それで
別のチームの先輩と喧嘩したっけ(笑)。
彼にとっても初めての仕事、私にとっても初めての自分のチーム。今思い出し
てもいろいろ迷惑をかけたなぁと反省することのほうが多いくらいです。また、
二人で徹夜したときに、お互いの当時の恋人がたまたまご機嫌ナナメだったり
して、その話題でものすごく盛り上がった記憶もあります。恋愛のタイプが似て
るんですな。あっさり楽天的なところが。
そんな彼も先月ちょうどプロジェクトの区切りを迎えて、いろいろ話をしてくれ
ました。もうすっかり自分のペースで仕事ができるようになっていて、本当に
頼もしく思います。
この先何年、何十年生きたとしても、彼が私の初めての部下であり、私が
彼の初めての上司であったことは変わりません。それだけ自分の中で、もの
すごく特別で、ものすごく思い入れのある出会いであり、繋がりなんだと今日
改めて思いました。
***
夜は、中学・高校の学年同窓会。私は行っていないのですが、小学校の
同窓会も含まれていたので、かなり大規模なパーティとなりました(小、中、
高で少しずつ入れ替え・増員のある仕組みでした)。
私は前回の4年前の会にでていないので、8年ぶりに会う人ばかりでしたが、
女の子は見違えるほどキレイになり、男の子はみんなまだ高校生みたいに
若い(笑)。
だいたい「今何をやってるの?」という質問から始まるわけですが、「経営者
(になる準備)」と答えると、一人残らず「えっ?!」と聞き返してくれました。
ほんとうに例外なく。それからこれまたもれなくついてくる「すごいねー」という
コメント。もちろんイヤな空気ではなく、どっちかというと素直な感想という
感じです。
しかし、まだ何にもやってないわけです。実績になるようなものは何もない。
ゼロなんです。だから「まだ、何もやってないから全然すごくないよ」と答える。
で、答えながら、ああ、前にもこんなことあったなぁと思ったんです。それは、
高校生当時に留学を決めたとき、それからブラジルにボランティアに行くと
決めたとき。どちらのときも、「こうするつもり」と話すたびに「すごいね、勇気
があるね」と言われました。まだ何も達成してない自分としては、なんだか
少し居心地の悪い気分を味わって。
でも。
なんだか今日気がついてしまいました。
それは、今までの数々の選択に対して、選んだ時点で自分ではまったく
「勇気をだした」と思っていなかったということ。その時々で、自分なりにいろ
いろ考えて、感じて、「その選択肢を選ばないときのリスク」のほうがはるかに
自分にとっては大きかったということに。だからこそ、その選択肢がものすごく
魅力的に見えて、それしかない!と信じられて、他の道を選ぶなんて考え
られなくて。だから、むしろもっとも「勇気を必要としない選択肢」を選び
取ったに過ぎないのです。
そしてもうひとつ。それは言葉にすることが実績を作る第一歩だということ。
今まで傍から見ると無謀とも思える大言壮語や思い込みから物事が
スタートしたことがとても多いです。そして、それを言葉にし、周りに伝え、
「こうしたい」と思ってそのときどきで必要とされる行動をとり続けることに
よって、振り返るといつの間にかきちんと実績が生まれているのです。
これを今の現状に当てはめるとどうなるか。
今の私にとって「起業」という選択肢は、他のどのような選択肢を選ぶこと
よりリスクが少ないと本気で思っています。つまり、やりたいことではないこと
にわずかでも時間を費やすリスクを考えたら、自分のやりたいことを実現
できる枠を作り出せる「起業」は私にとっての唯一の選択肢となりました。
そして、「こんな事業で世界に笑顔を生み出したい」「こんなサービスで
お客様を、取引先を幸せにしたい」「日経ウーマンオブザイヤーに選ばれて
みたい」「元気や勇気の出る本を書きたい」「国際的に活躍できる人を
育てるための学校を作りたい」・・・そう、こうしてじゃんじゃんと「言葉」にして
周りに伝えることで、自分はそれらを達成するために必要ないろんな努力
や行動を別に苦に思うことなく、できるようになってしまうのです。そして、
辛いと思わずに何かを継続してできれば、それは当然のように実績として
積み重なっていきます。その小さな積み重ねが、気がつけば人が振り返る
くらいの大きさの実績にきっとなる。
ほんとうに不思議な魔法。でも、私はこの魔法がちゃんと効くってこと、
今までの人生でわかってしまったんです。
だから、この魔法の素晴らしさを色んな人に伝えたい。そう思います。
そのためにも、今言葉にしているすべてのことに対して、手間を惜しまず
楽しく取り組み、実績を作って多くの人に証明していきたいです。