朝の10時にLagoa Verge(緑のラグーン)を目指してボートが出発。
目を開けているのも辛いほどのものすごい日差し。今日一日でめちゃ
めちゃ焼けそうだ。
出発してから乗客のチケットを確認しに船員がまわってきたのだが、
私はすでに別の船員にチケットを渡してしまっていた。いろいろ説明
をしたのだが、結局どうやら船に乗り間違えたらしいということが
判明。もちろん乗るときに確認したのにもかかわらず、だ。
間違った船に乗った上チケットもない。まるでマヌケな不法移民の
ようだが、船員の兄さんは「まぁ、心配するな」と平気そうなので
私も気にしないことにした。なにしろ船を動かす会社が違っていても、
目的地が同じならどっちでもいいのだ。
***
二時間かけてボートは島の外れまでやってきた。Logoa Vergeはその名
の通り明るい緑の海だった。シュノーケルギアをつけてザブンっと船
から飛び降りる。いつも思うのだが、あのフィンを発明した人はほん
とうにすごい。あれをつけるとひょいっと足を動かすだけで、まるで
自分が人魚になったような気分になれる。まぁ、もちろん気分だけ
なのだが。

水の中は魚がひらひらと泳いでいる。よくダイビングなどで「水の中
が別世界で感動した」というようなコメントを聞くが、いまだにピン
とこない。う〜ん、「魚は魚だよな」っていう感じ。もっと深くもぐっ
たら違うんだろうか。いちどちゃんと潜ってみたいなぁ。
***
船は、Lagoa Vergeを後にすると、今度は砂浜のビーチエリアに乗客
を降ろした。乗っていた船以外はまったく船影もみあたらず、普通の
民家がひっそりと立ち並んでいるだけだ。地元の子供たちが、海の中
で遊んでいる。こんな風に育ったらさぞかし海はトモダチなのだろう
とちょっとうらやましくなる。と同時にこんな風に毎日観光客が一日
一時間だけ訪れては去っていくのをどのように思っているのだろうと
考えた。