「ジャパニーズ ロビンソン・クルーソー」
小谷部 全一郎
【こんな人にお勧め】
何かを打破したい人に。
【立ち読み書評】
小谷部 全一郎は、今から100年以上も前にこの本を英語で執筆した。
31歳だった。彼は、秋田に生まれ、次々と肉親と死別し、12歳のときに
秋田から徒歩で上京、漢字や英語を学び、17歳にしてアメリカで高等
教育を受けることを計画。まず北海道からロシアは渡ったが、ここで密入
国者として強制送還。その後も船の難破などで沖縄から中国大陸を
単身で流浪し、4年後についにニューヨークへ渡った。アメリカで様々な
人に助けられ、ハワード大学、そしてエール大学の哲学博士を取得する
に至る。彼は、10年後に帰国し、流浪時にアイヌ人の暮らしを目の当たり
にしたことをきっかけとして、北海道にはじめて彼らのための実業学校を
設立した。
なんというとんでもない人生だろうか。こんなにも多くの困難にぶつかりつづ
けた人物、そしてその困難を着実にひとつずつ乗り越え、人々の共感と
信頼を勝ち得てきた人物がどれだけいるだろうか。
彼は言う。
「しかし私は、この地球上の旅である限り、人が熱意をもちつづけるならば、
成し遂げられない旅はないという理解をもつに至った」と。
そして、「人はどうやって泳ぐかを、濡れないで覚えることはできない」とも。
これらの言葉は彼の人生を知ることで千金の重みを持つ。代償なくして
得られるものは存在しないということだ。
PS この本は、Amazonにさえ置いていませんが、知人の出版社からでて
いる本なので、どうしても読みたい!という場合にはご連絡ください。