2003年10月05日

ジャパニーズ ロビンソン・クルーソー(書評)

「ジャパニーズ ロビンソン・クルーソー」
小谷部 全一郎

【こんな人にお勧め】
何かを打破したい人に。

【立ち読み書評】
小谷部 全一郎は、今から100年以上も前にこの本を英語で執筆した。
31歳だった。彼は、秋田に生まれ、次々と肉親と死別し、12歳のときに
秋田から徒歩で上京、漢字や英語を学び、17歳にしてアメリカで高等
教育を受けることを計画。まず北海道からロシアは渡ったが、ここで密入
国者として強制送還。その後も船の難破などで沖縄から中国大陸を
単身で流浪し、4年後についにニューヨークへ渡った。アメリカで様々な
人に助けられ、ハワード大学、そしてエール大学の哲学博士を取得する
に至る。彼は、10年後に帰国し、流浪時にアイヌ人の暮らしを目の当たり
にしたことをきっかけとして、北海道にはじめて彼らのための実業学校を
設立した。

なんというとんでもない人生だろうか。こんなにも多くの困難にぶつかりつづ
けた人物、そしてその困難を着実にひとつずつ乗り越え、人々の共感と
信頼を勝ち得てきた人物がどれだけいるだろうか。

彼は言う。
「しかし私は、この地球上の旅である限り、人が熱意をもちつづけるならば、
成し遂げられない旅はないという理解をもつに至った」と。

そして、「人はどうやって泳ぐかを、濡れないで覚えることはできない」とも。

これらの言葉は彼の人生を知ることで千金の重みを持つ。代償なくして
得られるものは存在しないということだ。

PS この本は、Amazonにさえ置いていませんが、知人の出版社からでて
   いる本なので、どうしても読みたい!という場合にはご連絡ください。

投稿者 遙 : 2003年10月05日 21:59 | トラックバック (6)
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