「心をつかむ必死の説得力」
川村 真二
【こんな人にお勧め】
営業などで、人を説得する立場にある人。マネージャー職で、部下にどう
やってやる気を保って動いてもらうか考える人、女性を説得する方法を知り
たい人など。
【Amazonより】
人に惚れ、惚れ込ませることが「説得」の極意。伸るか反るかの一大必死
の説得の場面を、歴史上の人物のエピソードを交えて紹介する実のある
人生論。成功した説得力の根源と手法を伝える。
【立ち読み書評】
もともと歴史物が大好きなので、歴史的エピソードを交えての「説得力」
に関する教えは非常に興味深かった。豊臣秀吉、徳川家康、西郷隆盛
から、一介の使者に抜擢された人物など、様々な人の説得の現場を生々
しく描いていて、「説得」が文字通り命がけだった時代のすさまじさを感じる。
説得の失敗は、営業で商品が売れないどころのさわぎではない!
「人の心には扉がある。扉が開くと人の言をいれ、やがて人の心をも入れる。
閉じると人の言も心も入れない」とある。優れた説得者は、まず人の心の
扉がどこにあり、押せばよいのか、引けばよいのか、はたまた横に滑らせれば
よいのか、それをしっかりと見極める。そうして初めて言葉を連ねての説得が
始まるのだ。扉が開かないうちに何を言っても無駄ということだ。
「必死の説得力−その根底に流れているものは誠心誠意である。相手の
立場を思いやる純粋無垢な精神」との言葉に今までの様々な経験が頭を
掠める。本気で相手のことを思って説得すれば、失敗するわけがないのだ。
ただ、その心境に至るまでが難しい。
「人の上に立つ者は、下の者のよい言動を見つけ、これをほめるという大事
な役を天から命ぜられてその職についている。人の善を盗まぬよう、善を見つ
け、それを賞賜するよう常に心がけたい」という考え方にビビッときた。自分は
それができていただろうか?人の善を盗んでいなかっただろうか?
そして今は?
投稿者 遙 : 2003年10月03日 22:21 | トラックバック (6)