2003年10月25日

マスタリーへの道(書評)

「達人のサイエンス - 真の自己成長のために」
ジョージ・レナード

【こんな人にお勧め】
何かの分野で「達人」を目指す人へ。

【Amazonより】
人生のさまざまな領域で「達人」と呼ばれる人々は、自らの精神と身体を
どう鍛錬しているのか。指導、練習と実践など達人へ至るための五つの
ポイントを指摘し、人生修業の理論"マスタリーの道"を詳説する。

【立ち読み書評】
いつもお世話になっている井上氏から「すこさんが好きそうな本」ということで
お貸しいただいたので、立ち読みではなく、きちんと読むことができた(笑)。

なぜ人はマスタリー(達人)になれないのか?ということを、仕事や音楽、
スポーツなどの習得過程を類型化し分析している。

達人になれない人間を3つに分類している点が面白い。ダブラ−(最初は
大変な熱意で物事を始め、壁にぶつかるとすぐ乗り換える)、オブセッシブ
(結果主義で、ゴールへの道のりよりも成果をいかに手に入れるかに専念
する)、そしてハッカ−(適当にうまくなるとそれ以上を望まない)と名づける。
何もかもに対して同じタイプであるとは限らず、仕事はダブラー、人間関係
はハッカー、などバリエーションは様々だ。

それに対して、真のマスタリーを歩む人は、練習やプロセスそのものを楽しむ
ことを知っているという。筆者はそれを合気道の稽古になぞらえて表現して
いるので非常に共感を覚えた。

「マスタリーの旅では、ものごとを正しいバランス感覚で見ること、すなわち
好調時だけではなくスランプ時でも一定量のエネルギーを使っていくことを
学べる。また、エネルギーは保存できないことや、使えば使うだけ増えていく
ことも学べる」

「達人とは明けても暮れても道を歩み続ける人間なのだ。進んでトライし、
失敗し、そしてまたトライし、生きている限りそれを続ける人間のことなのだ」

そんな「達人」になりたいと思う。結果のみを求めず、失敗を恐れず、エネ
ルギーを出し続けることを厭わず、毎日を「今」を楽しむことを知り、自分
の軸で一生を創り出していけるような達人に。それは、社会への貢献にせよ、
仕事にせよ、恋愛にせよ、友人や家族との人間関係にせよ、あらゆる方面
において常に意識し続けていたいと思う。

より高みを目指して一生終わることのないマスタリーへの道を歩む。

投稿者 遙 : 2003年10月25日 22:35 | トラックバック (6)
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