「五感商品の創りかた - スローなビジネスに帰れ2」
阪本 啓一
【こんな人にお勧め】
特に商品開発担当者やプロジェクトリーダー、経営者の方に。また、「スロー
な○○」に思わず反応してしまうあなたに。
【Amazonより】
ロングセラー『パーミッションマーケティング』『ブランド・マインドセット』の翻訳
で有名なマーケティングコンサルタント阪本啓一氏の最新刊で、昨年発売
した『スローなビジネスに帰れ』の第2弾。米国式スピード経営は過当競争
を生むだけで、良い製品・サービス開発には役に立たない。今、企業を救う
のは、五感に響き、顧客の心を打つ「五感商品」(ごかんしょうひん)を創る
こと、そのために、スローなビジネスに帰ろうと訴える。五感商品は、価値や
質がものをいう「価値経済時代」の商品であり、提供者・開発者のナレッジ
が込められた顧客満足度の高い製品・サービスの総称。顧客の心の中に
形成される「ブランド」の言い換えでもある。
【立ち読み書評】
スロービジネスとは、「生活者のQOL(Quality of Life)を目的とした価値
の提案」であり、五感(視る、嗅ぐ、味わう、聴く、触れる)に訴える商品が
価値を持つ、という主張は面白い。
周りを見回してみれば、実際多くの企業や消費者がこの本が言うところの
スロービジネスに価値を見出すようになっていることは疑いないことであると
思う。
事例の紹介も興味深く、「おっ、次はなんだ」という気にさせてくれる本だ。
ただ、「どのように」五感商品を開発するのか、あるいはスピード経営から
スロービジネスに移り変わるのか、といったノウハウ的な要素は比較的少
ない。
この本の中で一番印象に残ったのは、矢沢永吉の言葉の引用だ。
「おれの音楽は商品ではなく文化だ!」
そう、そう言い切れるくらいの商品には高い価値が生まれることだろう。
