「カーボンオフセット」という考え方を知っていますか?
世界の社会起業家を紹介するメールマガジンを書いているの
ですが、その中で取り上げました。
簡単に書くと、個人や組織が排出したCO2を、植林などを通して
相殺する仕組みのことです。
たとえば、英国航空では、かなり前から「カーボンオフセット制度」
を取り入れていて、成田−ロンドンのフライトで3千円程度を
プラスで支払うことで環境団体「クライメート・ケア」に寄付が
できるようになっています。もちろん、このオプションを選ぶも
選ばないもその人次第。
2006年12月に発表された調査によると、カーボンオフセットの
取り引きを含む世界全体の自主的なカーボン市場の規模は
約12億3000万円。
今後は、たとえば車を購入するときに「オフセットつき」
オプションができて、いくらか多く払うことで「この車から出る
二酸化炭素はオフセットしました」という主張ができるように
なったりするといいます。
ちなみに、日本人ひとりが生きているうえで排出する平均的な
二酸化炭素は、9.64トン。金額に換算すると、2万円程度を
植林や代替エネルギーのために費やすことでオフセットすること
ができます。
もちろん、この仕組みが「お金を出しているのだから、
二酸化炭素出し放題」の免罪符になってしまっては意味がない。
けれど、自分がどういうインパクトを「ただ生きているだけ」で
与えているのか?を考えるきっかけにはなると思う。
いつも感じるのですが、先進国に生まれて、一番恐ろしいこと
は、何も知らずに誰かの生活を踏みにじりながら生きている
可能性があるということだと思う。
車を運転する、飛行機に乗る、エアコンや冷蔵庫を使う。
当たり前のように享受しているあらゆるものごとは、世界と
つながっている。
そして、この世界のもっとも弱い人たちが、
誰かの「便利」のために生きる権利を奪われている。
カーボンオフセットの仕組みは、わたしたちひとりひとりが、
「自分が生きる」ことに対する責任を、もっと広い視野で
とらえなおす必要があるということを教えてくれる。
●メルマガで書いたカーボンオフセットの記事はこちら

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