2007年07月23日

カーボンオフセットとは

「カーボンオフセット」という考え方を知っていますか?

世界の社会起業家を紹介するメールマガジンを書いているの
ですが、その中で取り上げました。

簡単に書くと、個人や組織が排出したCO2を、植林などを通して
相殺する仕組み
のことです。

たとえば、英国航空では、かなり前から「カーボンオフセット制度」
を取り入れていて、成田−ロンドンのフライトで3千円程度を
プラスで支払うことで環境団体「クライメート・ケア」に寄付が
できるようになっています。もちろん、このオプションを選ぶも
選ばないもその人次第。

2006年12月に発表された調査によると、カーボンオフセットの
取り引きを含む世界全体の自主的なカーボン市場の規模は
約12億3000万円。

今後は、たとえば車を購入するときに「オフセットつき」
オプションができて、いくらか多く払うことで「この車から出る
二酸化炭素はオフセットしました」
という主張ができるように
なったりするといいます。

ちなみに、日本人ひとりが生きているうえで排出する平均的な
二酸化炭素は、9.64トン。金額に換算すると、2万円程度を
植林や代替エネルギーのために費やすことでオフセットすること
ができます。

もちろん、この仕組みが「お金を出しているのだから、
二酸化炭素出し放題」
の免罪符になってしまっては意味がない。

けれど、自分がどういうインパクトを「ただ生きているだけ」で
与えているのか?を考えるきっかけにはなると思う。

いつも感じるのですが、先進国に生まれて、一番恐ろしいこと
は、何も知らずに誰かの生活を踏みにじりながら生きている
可能性があるということだと思う。

車を運転する、飛行機に乗る、エアコンや冷蔵庫を使う。
当たり前のように享受しているあらゆるものごとは、世界と
つながっている。

そして、この世界のもっとも弱い人たちが、
誰かの「便利」のために生きる権利を奪われている。

カーボンオフセットの仕組みは、わたしたちひとりひとりが、
「自分が生きる」ことに対する責任を、もっと広い視野で
とらえなおす必要があるということを教えてくれる。

●メルマガで書いたカーボンオフセットの記事はこちら



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投稿者 遙 : 2007年07月23日 05:59 | トラックバック (4)
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