2007年05月21日

コルベール展に芸術を思う

香織からもコズからも勧められていたグレゴリー・コルベールの
Ashes and Snowを見に行きました。

象と向き合った少年が本を開いているポスターに見覚えのある
方もいらっしゃるかと思います。

お台場の特設会場での展示で、写真のみならず会場の設計や
音楽や映像というさまざまなエッセンスが組み合わさって作られた
不思議な異空間という感じでした。

テーマ的には、動物と人が同じ枠の中に存在する瞬間をとらえて
いるものが多かったのですが、いわゆる「自然界」というよりは、
「アート」の世界。

作品を見て感じた印象としては、

「神々しい」

という表現が一番近いかもしれません。


彼の言葉を引用すれば、
「全ての動物が共有できる言葉と詩的感性を探求しながら、
 私はかつて人間が動物と平和に共存していた頃の、
 共通の土台を再発見することを目指しているのです」

「私の画像が描き出す世界には、始めも終わりもなければ、
 こちらとあちらという観念もなく、過去も現在も存在していません」

                グレゴリー・コルベール

特撮や事後処理のようなものは一切なく、ということだったの
ですが、おそらく撮影する際に相当こだわって「最高の美の瞬間」
を追求したのではなかろうかと思われます。

ほんとうに、とってもすばらしい作品ばかりで、
その美しさには時間を忘れて見惚れてしまう。

でも、一方で。
「動物と人間の共通の土台」って、こんな風に美しく切り取られた
ものなのだろうか?
という気持ちにもなった。

天国みたいにきれいで、うつくしくて、完璧すぎる。

ああ、そうか。

コルベールがこの世界に見出しているのは、
静寂で神々しい詩的な美しさ。

わたしがこの世界に見出しているのは、
もっと生々しくて、
生命力にあふれた「いのち」の躍動なんだ。

あらゆる芸術は、ふたつの視点で味わえる。

対象の絶対的なよさをありのままに感じ取ることと、
自分の感性との相対的な関係性を感じ取ること。



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投稿者 遙 : 2007年05月21日 11:18 | トラックバック (1)
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