2006年05月11日

そういえば、ストライキに遭遇

ふぅ。。。地中海の青い海で、ちょっと一息。

そういえば、帰国するときマルセイユの飛行場内でストライキを
やっているのに遭遇しました。

フランスといえば、スト!
ストライキといえば、フランス!

というくらいストライキの多い国ですが、実際に見たのは初めて
だったのでちょっと新鮮。

↓ストライキ!という張り紙のされた看板

カフェとレストランの従業員が、普段の仕事場でたむろをしています。
ときどきスポーツ観戦するときみたいなラッパや太鼓を鳴らしては、
声をあげ、ノサノサと歩き回っています。

印象的だったのは、カフェでせわしなく働くオジサマ方。
話を聞いてみると、彼らは実はお店のオーナーとマネージャとのこと。

要するに、従業員がストなので、しょうがなく自分たちで店頭を
切り盛りしている状態なのです。その前を、いつもはその仕事を
しているはずのスタッフが笛でもぴーひゃら吹きながら
「ざまーみろ」的な表情で通り過ぎていくのです(ほんとうに)。

その背中には哀愁が・・・

と思いきや、どっちかというと怒りがみなぎってました(笑)。
「あいつら全員クビにしてやる!」ってなもんで。


「またストライキかぁ」と思いつつ、フランスでは、ストライキが唯一、
自分たちの要求を通すために有効な手段だという話でした。

ストをやる→一部なりと要求が通る
という体験を繰り返しているため、なにかあれば団結してストをやろう!
ということになるのでしょう。

アメリカでは、こうした要求を通すためにしばしば用いられる武器は
裁判です。あることないこと言い立てては、裁判に持ち込んで要求する、
ということが非常に当たり前に行われています。

これも、裁判を起こす→一部なりと要求が通る
という体験から、またこれでいこう、と思うようになったのかなと。

ひるがえって。

日本という国はどうでしょうか?

わたしたちは、要求を通したいとき、
いったいどのような手段で権威に立ち向かうのでしょう?

ストでもなく、裁判でもなく。

何も言わず、何も行動せず、できるだけ我慢してはむしろ波風立てずに
別の場所に移る機会をうかがっている、ということが一番多いような
気がします。

いい悪いの問題ではないと思いますが、おそらく歴史上の流れから、
国民に「自分の権利を勝ち取る」という感覚が非常に薄い。

今までは、それでよかったかもしれない。

しかし、これからも、ほんとうにそれでいいのだろうか?
変えることを、変わることをあきらめているサイレントマジョリティ。

ストでも、裁判でもなく、もっとセクシーな方法で
自分が望む社会を手に入れる方法を創りたい。



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投稿者 遙 : 2006年05月11日 10:43 | トラックバック (2)
コメント

 日本は、例えば江戸時代では米騒動や一揆で「物申す」がありました。歌舞伎は「お上なんて何さ」という「かぶきもの」の気概です。
 私達のご先祖達は、本来そういう国を暮らしていたと思います。
 近代化、高度成長を経て、縦割りの分業社会になり、壁を作る無関心・無気力社会が長く続いていると思いますが、かぶきものスピリットで、楽しく、粋にお互いがんばりましょう!

Posted by: tanabe : 2006年05月15日 14:40
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