子供の頃に読んだ童話、どれくらい覚えていますか?
わたしの家は、母も父もものすごい活字中毒だったので、
小さな頃からとにかくたくさんの本を読み聞かせてもらっていました。
その中でも印象深い本がたくさんあるのですが、作者もタイトルも
まったく思い出せないものがいくつもあります。まるで、夢の中で
見たなにかを思い出すように漠然とした記憶の断片。
子供の本というのは、今思い返してもそこはかとなくシュール。
帽子を脱いでも脱いでも次から次へ出てきてしまうとか、
足がどんどん、どんどん伸びて収集がつかなくなってしまうとか、
くじらの卵でオムレツを作るとか、目鼻をスープの中に落っことして
しまうとか、もう奇妙奇天烈ワンダーランド。
こういうのに比べるとハリー・ポッターなんかはまだまだ普通というか、
つじつまが合いすぎているというか、ちょっと物足りない感じがして
しまうのです。
一方、いまだに覚えているマイベスト児童書のひとつは、矢玉四郎の
「きもち半分宇宙人」。自分で心臓を動かさないといけない
「心臓ポンプ」とか、朝起きるとお母さんがカタツムリになっている
「お母さんはかたつむり」をはじめ、愉快痛快です。すでに絶版に
なっていてかなりのショックなのですが、もし気になる方は図書館で
探してみてください。
ほかにも、舟崎克彦さんのぽっぺん先生シリーズや、寺村輝夫の
おうさまシリーズあたりのシュールな理不尽さが大好きです。
今度のブック★エクスチェンジは、「子供の頃の思い出の本」を
テーマにしてみたらおもしろそう!