2005年10月13日

赦しを得ることができる瞬間

「ハッピーバースデー」という本を読んだ。

母親に無視され、うとまれて育ってきた少女が、
心や感情を開放していく物語。

子供を嫌悪してきた母親が、
痛みを伴いながら気づきを得ていく物語。

そして、彼らをとりまく家族や愛の物語。

読んでいく中で、何度も涙を流しながら。
ふと。

わたしは。
ほんとうの意味でこの少女の気持ちを理解することは
できないのではないかと思ってぞっとした。

愛を燦燦と受けて育ってきた子供に、
愛に飢える子供の気持ちが果たしてどこまでわかるのか?

「共感する」とはどういうことだろうか?

それは同情とは違うなにか。

同じ感情を持ち得ないひとりひとりだからこそ。

「共に感じる」ことに近づこうとしているその瞬間だけが、
赦しを得ることができる唯一の時間なのかもしれない。

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投稿者 遙 : 2005年10月13日 19:30 | トラックバック (3)
コメント

私も「1リットルの涙」を読みかけているのですが、それに近い心境を感じています。亜也さんのつらさ・悲しみを、私がわかり得るはずはないんだけど、何とかわかろうとする思い。
今の私にできることは、この視点をできるだけ多くの人に伝えることだけかもしれません。

Posted by: せり : 2005年10月18日 12:05
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