文章を書くのがスキです。こんなに毎日、毎週、毎月、日記やらメール
マガジンやらウェブサイトやらで文章を書いているのに驚くほど飽きる
ということがありません。
よい文章を見つけるとゾクゾクします。キレイな言葉に出会うとまるで
宝物を発見したような気分になります。
その中でもほんとうに素敵だと思うのはこの日記にも何回か登場して
いる田坂広志さんの文章。別に文学作品を書かれているわけではない
のですが、ひとつひとつの言葉、一行一行の文章に「思い」がたくさん
込められているのがしんしんと伝わってくるのです。こんなにも鮮やか
でそれでいて深みのある言葉で表現できるのはいったい何故なのでしょ
うか。
それは、田坂さんが限りなく「言葉」を大事にしているせいだと思い
ます。自分の「思い」と100%シンクロするまでとことん探し続け、自分
の気持ちを込めてその言葉が最も生きるように大事に大事に使われて
いるせいではないでしょうか。
こんな言葉に文章に憧れて、時に自分の書く文章が恥ずかしくなること
があります。また時に魂のこもった文章が書けたときは本当に誇らし
く、うれしく思ったりします。
でも。言葉は伝えるためのもの。自分自身に、そして読んでくれる他の
人たちに。だから自分も含めて、どれだけ『伝わるか』ということだけ
がその言葉のほんとうの価値だと、そう思います。本当は飾らなくて
も、心からの言葉は必ず伝わる。
忙しくて、頭や心からではなく、指先から文章が出ているのではない
かと思うときがあります。そんなとき、もう一度言葉が持ちうる「魂」
を強く噛みしめたいと思うのです。