【こんな人にお勧め】
韓国人の友達がいる方、日韓関係の未来が気になる方、日本のアジア
での貢献に興味がある方など。
【立ち読み書評】
日本に留学生としてやってきて、その後長い時間を日本で暮らしてきた
著者が様々な視点から日韓の関係を取り上げる。
彼は、「韓国を母のような国、そして日本を父のような国」と書いている。
正直その表現に大きなショックを受けた。いくら長いこと住んでいたからと
いって、「父のような」という言葉がそんなに簡単に出てくるわけがない。
実際第一作目の「たたかれる覚悟で書いた韓国人禹君から日本へ
の直言」でその言葉を使ったことにより、日本人からも韓国人からも様々
な批判や意見をもらったという。それでもなおその言葉を使うという著者
の想いに胸を打たれた。
そして、欧米でまっさきに仲良くなるのが日本人と韓国人なのに、なぜ
それが日本や韓国では起きないか、日本人と韓国人と中国人のお互い
に対する見方、など面白いテーマがホンネで語られているところが非常に
魅力的だ。
また、本作では、彼が一から作った日韓アジア基金や、その基金で開校
にこぎつけたカンボジアのアジア未来学校のできるまでがつぶさに書かれ
ている。何もないところからのスタート。それでもやりたいことがある限り
それをどうにかして実現させることだけを考えて実行してきたその姿に感銘
をうけることこの上ない。
